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瀬川結綿 2巻

コマ番号
/14

解題/抄録

書誌の解題/抄録
青本合1冊(第1丁欠、第10丁表破損)、鳥居清経画、柱題「せかわ」(「か」が「つ」に見える箇所あり)、鱗形屋版、明和7年(1770)刊、上冊題簽は当館本のみ。他に題簽を欠く黒本が大東急記念文庫に蔵され、京都大学図書館にも題簽を欠く1本あり。
(内容)結末に、宝暦12年(1762)3月市村座上演の「柳雛諸鳥囀」で瀬川菊之丞(2)が演じた所作事「鷺娘」を据え、題名に「瀬川」とその定紋「結綿」を明記するなど、全編瀬川菊之丞(2)に当てた作品。『易』の他『本草綱目』『谷響集』を引いて清経の衒学傾向を示し、当世風な会話をちりばめ、黄表紙に見紛う作風。他の登場人物にも当て込みがありそうだが、すべて後攻に俟ちたい。10丁裏に「寅正月/新板/目録」があり掲載の15点が明和7(1770)年の鱗形屋版と判明する。相惚れの「五月雨霙之丞」と同衣装の人物を8丁表では「春雨」とする混乱も見られる。破損箇所は大東急記念文庫蔵本を参照した。お雪を取り巻く、気象、時候(土用=団扇)、蚓(みみず)・蛙、炭俵、炭団、などの擬人もの。土用太がお雪に横恋慕するが、雪に暑さや熱は禁物。
(上)易で「坎(かん)」は真北に当たるが、その坎中連左衛門の一人娘お雪は浜村今路考のように美しく、良き男あれかしと雪中を素足で歩む。そこへ沢村訥子の若盛りのような当世男五月雨霙之丞が良き女あれかしと雪の朝に傘さして歩き言葉を交わす。奴寒八が粋を利かせ2人は新枕を交わし妹背となる。むくつけ男土用太は土用の暑さに病み、筍持参で見舞った半夏生兵衛が語るお雪の美しさに見ぬ恋となる。床下で蚓と蛙が聞いている。お雪は霙之丞に逢えるかと腰元お霜を連れて氷室の氷を見に出かけ、道に待ち受ける土用太の手下の二百十日兵衛と北風風八と毎日輝蔵に攫われる。土用太はお雪に金銀小袖櫛簪を見せて賺したり脅したりするが一向に合点しない。土用太は怒り、新宮の角次郎(炭俵)に責めさせ、木炭は鉄火をお雪の胴腹に当てようとし、炭団は十能を真っ赤に焼いて押っつけようとする。お雪が危うく見えた時、外に佇んでいた虚無僧が、つと内に入りお雪を奪って出、蚓と蛙に預ける。
(下)熱の助(扇)は、池田炭六、炭団の丸八らと虚無僧を追掛け総掛かりするが、尺八で打たれ微塵になって逃げ失せる。十方暮蔵、闇雲の六、北風きぶてらが大勢で掛かるが、虚無僧は尺八であしらい皆退く。虚無僧は「お雪を取返し役目は終わった」と正体を現し、五尺ほどの松茸となり天蓋の中から松茸を散らして消え失せる。皆その松茸を拾って帰る。熱の助が「虚無僧は湿が化したのだ。湿は水気なので松茸になって出、お雪を連れて行ったのだ」と言う。そこへ二百十日が酒肴を持参し、土用太と3人で呑み、お雪の行方を尋ねることにする。春雨(霙之丞)はお雪から一部始終を聞き、蚓と蛙に礼をし、土用太には仕返しを企てる。土用太はお雪の行方を尋ね、時雨の松原で丸雪の権と氷柱の立四郎に左右から飛掛かられ、丸裸で水責めに遭う。口から霰を吹き掛け、氷柱を下げられるので、さすがの土用太も10月半ばに寒さが総身に沁みる。土用太を育てた親爺三伏夏太夫が裃姿で詫びるが決着しない。そこへ都方の旅人博多露左衛門、加茂川水右衛門が扱いに入り、土用太と霙之丞は仲直りして暦の始末を収める。土用太と霙之丞の仲直りの祝宴に豪華な料理も済み、皆々1番ずつの芸となる。お雪は瀬川今菊之丞が市村座で演じた鷺娘の所作をする。地方(じかた)の長唄は蛙が松島庄五郎、蚓が冨士田吉次を真似、三味線はお霜とさみだれが奏する。(木村八重子)(2016.11)

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