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ウクライナ語における他動詞生格直接補語機能について

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解題/抄録

書誌の解題/抄録
現代標準ロシア語には存在せず,ウクライナ語の他動詞構文において男性名詞単数形(主格の形がゼロ語尾または-ь語尾で終わる名詞)を直接補語とする際に現れる生格(а/я語尾形態)の用法について考察を試みた(例:лист《手紙》;Новий японський прсм'ер-мiнiстр Лжунiчiро Коiлзумi набiслав лцсма презилентовi Росii Влалiмiру Путiну стосовно суперечки мiж лвома краiнами за острови на пiвнiч вiл Японii.《日本の新しい首相である小泉純一郎氏はロシアのプーチン大統領に対し,日本北部の島々(北方領土)をめぐる両国の間の論争について書簡を送った》[BBC World Service, Новини,14. 5. 2001])。今回の報告においては,まずこの用法がどのようなプロセスにおいて発展してきた現象であるのかを通時的レベルから考察した上で,それがウクライナ語で用いられる際の文中における機能について,用例および文法書の記述を中心に共時的な視点から検証している。様々な面から検証し導かれた結論として,通時的レベルで言えば,他動詞構文に生格補語が現れる多くのケースにおいて,形態に関する動機づけが失われてしまっており,そのような長年にわたる対格と生格との間の相互作用の結果,中世ロシア語初期から既に対格と生格のもつ意味論的な対立が徹底しておらず,対格に代わる客体としての地位を保ちやすい条件が存在していた,という事実がВ. Б. Крысько 『Исторический синтаксис русского языка (Объект и перехолность), М., ИНЛРИК, 1997』により指摘されている。このことからウクライナ語においては,本来的な生格の機能をもたないа/я語尾形態が,対格に代わる客体として再解釈された可能性が導き出された。また,共時的レベルから言えば,他動詞との語結合において,その使用が広く拡大した構造(例:писати листа《手紙を書く》)との類推により,具象男性名詞の広い範囲における補語の使用にも影響を与えている(比較:пiлписати статута《規約に調印する》,наИИсати контракта《契約書を書く》)。さらにウクライナ語においては,生格形直接補語をとる特殊化した表現が多く存在し(例:якогось луба смаленого правити《何かでたらめを言う》),そのことが他の非成句的表現にも影響を与えている(例:В лiсi Маттс вибрав високого луба, скинув чоботи й полерся вгору. [Ю. I. Яновський]《マッチは森で背の高い樫の木を選ぶと,ブーツを脱いで上へよじ登った》)と考えられる。

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ロシア語ロシア文学研究. 34の書誌情報

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