解題/抄録
- 書誌の解題/抄録
- 図名は後補の書題簽による。題簽の彦坂壹岐守屋敷は誤記。隣接する東・西大坂奉行所屋敷のうち、本図は東奉行屋敷だが、西隣りの敷地に壹岐守殿御屋しきなどの注記があるための誤認とみられる。彦坂壹岐守重治(重紹)は寛文元年11月から延宝5年9月まで大阪西町奉行。東町奉行は寛文3年4月まで松平重綱、以後延宝7年5月まで石丸石見守定次。図の主要部分は5分間隔の箆目が施された台紙に、「家」「土蔵」「ひさし・井戸・雪隠」「ねりべい」各部分の平面図をそれぞれ4色の料紙に描きわけ、切り抜いて、位置どおりに貼り付けるかたちで構成されている。外郭の間数、彦坂屋敷・町屋道などの略描は台紙に墨書。
書誌情報
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コンテンツ情報
- フィルム番号
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T104
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1286171/1