国立国会図書館デジタルコレクション

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*アクセスキーの場合は、表中に「*」をつけています。
  Windows IEでは「ALT」+アクセスキー、Windows FireFoxでは「ALT」+「SHIFT」+アクセスキーのように押して利用します。

本草寫生

コマ番号
/49

解題/抄録

書誌の解題/抄録
貴志忠美(1800-57)は幕臣で、号は竹園(たけその)・朝暾(ちょうとん)。大御番や御目付を経て駿府(現静岡)町奉行となった。本資料はその駿府での写生帳で、「安政元年(1854)に江戸から送られてきた魯西亜豆(おろしやまめ)を蒔いたらトロロアオイに似た花が咲き、トウガラシのような実が成った」旨の写生と記文がある。これはオクラの日本最初の記録と思われる。このように渡来植物に関心が深く、とくに『竹園草木誌』(忠美著『朝暾集』[831-15]の第8冊)には外来植物の渡来年記事が多い。そのなかに「弘化3年(1846)にオランダより贈呈された器物の箱に、詰め物として枯草が使われていた。それに着いていた種子を蒔いたら、ウマゴヤシに似た葉の見慣れない白花が咲いた」とあるのは、現クローバーの渡来事情と和名シロツメクサ(白詰草)の由来を伝える。『本草写生』には駿河近辺の海浜に打ち上がった海藻20数種のスケッチもあるが、海藻にも興味があったらしく、当館の『竹園草木図譜・海草部』(寄別10-5)は、海藻30品の図譜である。なお、『竹園草木図譜』(寄別10-6)に「多気曽乃」印が捺されているので、号「竹園」は「たけその」と読むのが正しいようである。(磯野直秀)

書誌情報

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http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2537041/1