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新鐫總界全圖 ; 日本邊界略圖

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解題/抄録

書誌の解題/抄録
対の「日本辺界略図」とともに1軸をなす。両図とも銅版刷、国境部分筆彩、高橋景保の識語と大槻磐水の跋文併載。文化4年(1807)、万国全図作成の特命をうけた景保による試作図で、永田善吉鐫。かねて評判の高い善吉の技術を確認した。「日本辺界略図」は小型の試作図のため簡略にとどまった日本付近の拡大図。総界全図はのちの「新訂万国全図」と同様、平射図法による両半球世界図。世界的に未解明であった日本北辺(サハリン島)の考証成果を示し、この地域に関しては当時の世界最新情報となっている。樺太の考証には間宮林蔵の資料を参照、間宮未踏の地は細い線で描く。世界図はカナリア諸島を0度とし、ユーラシア、アフリカ、オーストラリアを西半球、両米大陸を東半球とする(欧米製の両半球図と逆)。「日本辺界略図」は京都を中度(0度)とし、その東西に経度を刻む。

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