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六鯨之圖

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解題/抄録

書誌の解題/抄録
江戸時代の日本では網を用いる独特の手法での捕鯨が盛んで、全国各地に捕鯨基地があり、大きな基地では毎年数十頭の鯨を捕獲していた。しかし漁民以外の人々には珍しい動物なので、多数の図譜が作られ、大半は転写を繰り返して拡まった。その系統は大きく4つに分かれるが、それぞれ写生の正確さが異なり、優れた図譜は少ない。当館も20点以上の鯨図譜を蔵するが、本資料は図が正確な系統に属する。描かれているのはナガスクジラ(長須鯨)、チゴクジラ(児鯨、現コククジラ)、マッコウクジラ(真甲鯨)、イワシクジラ(鰯鯨)、セミクジラ(背美鯨)、ザトウクジラ(座頭鯨)の6品(以上が「六鯨」)と、イルカ類5品。別に、セミクジラの解剖図がある。多くの図譜と同じで、いずれも著者米鵞が鯨そのものを写生したのではなく、既存の図譜の転写に違いない。(磯野直秀)

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http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2543153/1

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