解題/抄録
- 史記 130卷の解題/抄録
- 前漢の司馬遷(前145-前86?)の著。上代から前漢の武帝までの約二千数百年にわたる紀伝体の通史で、中国正史の第一。本版は江戸初期の京都の実業家で漢学者、古典学者でもあった角倉素庵(1571‐1632)が嵯峨の地で印行したと伝えられるもの。古活字版。嵯峨本史記とよばれる。刊記はないが、文献や同版本の識語などから、慶長11年(1606)頃までには出版されていたとみられる。毎半葉8行、有界。桐花雷繋空押濃丹色の原表紙を付す。「白雲書庫」の印記があり、素庵と親交のあった医師野間三竹(1608-76)旧儲。
目次・巻号
史記 130卷の書誌情報
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http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2570009/1