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新増説文韻府羣玉20卷

解題/抄録

書誌の解題/抄録
『韻府群玉』は作詩者用の韻書と、分類百科辞典ともいうべき類書とを兼用する辞書で、元延祐年間(1314-19)の初版以後、明初まで幾度も改修が加えられている。日本では南北朝時代に翻刻本がある。本書は『韻府群玉』に『説文』を刪節増補したもので、書名の冠称「新増説文」の語や凡例末に刻した刊記で、その新機軸を宣伝している。出版は元至正16年(1356)福建建寧府建陽(現在の福建省建陽市)の書肆日新堂。日新堂の主人劉錦文(字叔簡)は、元代中国で最も出版が盛んであった建陽で多種の書籍を刊行した。本書は第9、10冊末に「天龍三関寮公用 応永十三年閏六月廿九日周明置之」等の識語がある。破損部分はすべて書写で補われており、よく使用された跡がうかがわれる。

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