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解題/抄録

書誌の解題/抄録
仮名草子。松永貞徳を師に持つ俳諧師山岡元隣の『誰が身の上』(明暦3年[1657]刊)に次ぐ、第2作で、寛文12年(1672)山治氏刊。当該本は無刊記のやや後印本。5巻に51話、5、6行の短い世間話や軽口咄、9丁ほどの長めの特殊な夢物語など長短さまざまな物語が混在する。序文に「おもしろしおもくろし、この草子、誰人の作ぞや。世間人情の上を滑稽に述て、頗る日用の工夫を明せり。寓言有、重言有、巵言有」とあるように、身近な諺を引き、和漢古今の書を引用しながら、世の道理や人情の機微を、人々に分かり易く面白く述べたもの。内容、叙述ともに優れた作品である。中井浩水旧蔵書。他に不明印あり。『古典文庫』第211冊(1965)に翻刻がある。(岡雅彦)(2018.2)

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