国立国会図書館デジタルコレクション

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音声/映像を任意の位置から再生するシークバー
※ドラッグには対応していません。
←→シークバー
音声を消す(ミュート)ミュートボタンミュートボタン(ミュート状態)Mミュートボタンミュートボタン(ミュート状態)
音量を調整する音量スライダー↑↓音量スライダー

*アクセスキーの場合は、表中に「*」をつけています。
  Windows IEでは「ALT」+アクセスキー、Windows FireFoxでは「ALT」+「SHIFT」+アクセスキーのように押して利用します。

解題/抄録

書誌の解題/抄録
田中芳男(1838-1916)の動植物小論集で、明治3年(1870)に起筆した3冊を同7年に、当時博物局で田中の下にいた小森頼信が写したもの。田中はその後も本書を書き続け、計32冊が東京大学総合図書館に所蔵されているが、その初期の姿を伝える資料。幕末から明治初年の状況や、田中がどのような洋書・漢書を利用したかもわかる。たとえば、冊1の【9】「ムカシヨモギ」(【 】は項目番号)は、この植物が慶応4年(1868)頃から東京で雑草化しはじめ、明治3年には東京の各地に拡がるとの記述、【21】「生物総論」は幕末に開成所が刊行した『中外襍誌』(「襍」は「雑」の異体字で、清国上海発行の雑誌の翻刻)連載の動物学小論の転写で、日本の動物学用語の多くがこの小論に由来することがわかる。冊2は全冊が水草・海藻に充てられ、フラスモやシャジクモの名の由来も記す。冊3には、【44】「知母蘭」:イトランの来歴、【45】「天竺牡丹」:ダリアの来歴、【55】「マルモット考」:通称モルモットを田中が「天竺鼠」と命名した経緯、【66】「サボテン考」:幕末までに渡来したサボテン類の一覧、などがある。(磯野直秀)

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