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諸家集註唐詩三體家法 3卷

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解題/抄録

書誌の解題/抄録
諸家集注唐詩三体家法3巻 宋周弼編選 元裴庾集注 元釈圓至増注 〔室町中期〕写 大3冊
宋の周弼が唐詩を五言律詩・七言律詩・七言絶句の三体に分類し編集した詩集。元時代の裴庾の注釈を主とし、元の僧圓至の注釈を追加したもの。『三体詩』は中巌円月(1300-1375)が大陸からもたらしたと言われ、以来、日本の南北朝時代から江戸時代まで、夥しい量が出版されているが、その大部分は『増注唐賢三体詩』と題するものである。それは圓至天隠の注に斐庾季昌(この系統の写本は、本来の姓である「裴」ではなく「斐」字と書写する)の注を増附したもので、七絶・七律・五律の順である(当館請求記号:WA6-21・WA6-19・WA6-20参照)。掲出本はそれと構成が異なる『諸家集注唐詩三体家法』と題するテキストで、日本の刊本は増注本より早く南北朝頃に出たが、巻3の1冊しか現存しない(慶應義塾図書館)。掲出本はその刊本を写した写本で、しかも3巻完存しているので大変貴重な伝本である。『諸家集注』と題する古写本は他に数本あるが、みな不完本である。中国でも早く亡んだ。掲出本は巻1と巻2・3の2種類の筆跡で書写され、本文・注の訓点や朱点は、本文書写時に加えられたものであろう。書写葉の字面高さは約24.0cm。栗皮色表紙(縦30.5cm、横22.7cm)の裏張りに、掲出本と同書名古写本の反故紙を使う(これも貴重な資料)。料紙は楮紙で、虫損により総裏打ちを施す。実業家亀田候吉の基金により昭和18年(1943)に購入した。(高橋智)(2018.1)

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