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新修本草. 卷3-5,12-15,17-20補輯1卷

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解題/抄録

書誌の解題/抄録
『新修本草』20巻は唐の顕慶4年(659)完成の本草書だが、中国でも日本でも中世に失われたと思われていた。ところが文政10年(1827)、尾張医学館の館主だった浅井貞庵(1770-1829)が古写本の巻4・5・12・17・19が仁和寺に現存することを知り、秘かに借り出して転写した。この件が江戸に伝わって、天保3年(1832)には狩谷棭斎(えきさい)が京都の福井丹波守所蔵の巻15を写し、天保13年には小島宝素が同じく京都で巻13・14・18・20を転写(所蔵者は明らかでない)、巻4~5、12~15、17~20の計10巻が揃ったのである。宝素は別に『証類本草』などから『新修本草』巻3、6~11を復元していた。明治22年(1889)に来日した清国の傅雲竜(ふ・うんりゅう)は、上記発見を知り、その10巻の分と宝素復元本の巻3を復刻した。それが本資料であり、虫食い跡まで、忠実に写している。なお、宝素復元本の巻6~11は、行方不明である。(磯野直秀)

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