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大塔宮物語 2巻

コマ番号
/15

解題/抄録

書誌の解題/抄録
青本2冊(合1冊)。題簽欠。つる沢みを作、鳥居清経画。柱題「大とうのミや」。
(解説)『太平記』巻第5の「大塔宮熊野落事」を素材とするが、関所の通行切手を知略で奪う赤松九郎と三味線師匠、宮の容色に迷う花園の色模様が際立つ。作者「つる沢みを」は本作以外になく素人作者であろう。作中の三味線師匠の名を「みを」としたのは戯れか。なお、赤松九郎に「三五郎そのまま」とあるのは歌舞伎役者嵐三五郎(2代、元文4年[1739]11月~寛政9年[1797]10月、括弧内は名乗り期間、以下同)、三味線の師匠みをに「瀬川富三そのまま」とあるのは後に名女形3代目瀬川菊之丞となる瀬川富三郎(初代、安永2年[1773]11月~安永3年10月)、大塔宮に「いつぞや芝居で見た市川門之助にそのまま」とあるのは市川門之助(2代、明和7年[1770]11月~寛政6年[1794]11月)で、安永元年(1772)11月中村座「大鎧海老胴篠塚」で大塔宮を演じた時のことを指すと思われ、それぞれ似ている美男美女の形容。この内、富三郎は安永2年(1773)11月から3年10月の1年足らずの名乗りであるし、江戸に下るのは3年(1774)なので、この作品の成立は安永3、4年と考えられ、清經の描画の特徴や女性の髪形とも一致する。文学史では安永4年以降を「黄表紙」とするので、「黒本青本」か「黄表紙」か決めかねる。『日本小説年表』(『近代日本文学大系』第25巻 国民図書、1929)では、青本出版年代未詳部の「大たうの宮〕 二 鳥居清經畫〕」が該当するであろう。本作は今のところ当館本のみで、本来の題名も未詳であり、『黄表紙總覧』(棚橋正博著『日本書誌学大系』48(1)~48(5)、青裳堂書店、1986-2004年刊)には収録されていない。
(内容)(上)北条仲時は大塔宮の熊野落ちに新関を据え生け捕れと指図。堀川禅定と斎藤太郎左衛門が承る。宮は父帝奪還に、平賀三郎、赤松律師則祐、矢田彦八、村上彦四郎義照らと山伏姿で密かに出立。村上は日月の御旗を奪い後から参ると言う。堀川は仲時の命を受け「熊野八庄司の輩を組子とし関守を務めよ」と申し渡す。仲時は酒宴に耽り三種の神器を隠して天下を奪おうとし、諫言する家臣長井右馬守を毒酒で殺害する。赤松の弟九郎は新関の通行切手を奪おうと鎌倉方の堀川の組子に入り、切手預かりの蟹塚平馬を三味線の稽古所に誘い、師匠おみをと対面させ、初御番の挨拶に各関所へ酒肴を振舞い、次の非番にも平馬を師匠へ伴い、酒で盛潰し師匠に切手を奪ってもらう。
(下)師匠は切手を九郎に渡し2人抱き合う。平馬は暗闇でおみをと思い下女おふくと懇ろする。熊野の八庄司戸野兵衛行景は仲時の厳命を受け、熊野の山深い蓮沼の関を固め、宮は赤松・平賀を供にこの関に差し掛かる。戸野の組子岩淵悪五郎は宮を絵姿と引き比べる。戸野は宮が労しく我家へ伴う。斎藤は関所の切手を詮議し、色に迷って切手を失った平馬を手打ちにする。村上は身をやつし御旗を窺う。斎藤は高橋判官に密かに日月の御旗を渡す。村上は土橋の下に忍び、高橋らを残らず殺し、懐中の御旗を奪い取り、宮の御後を慕い行く。宮は一両日戸野方に泊まる。娘花園は宮の容色に惚れ、様子を知った戸野は、三種の神器の1つ八咫の御鏡と、五箇所の関の通行切手を宮に渡し、娘の願いを頼み切腹して宮を落とす。芋ヶ瀬は赤松の後を追い、皆々赤松兄弟に拉がれる。花園は狂乱となり大津絵の藤娘のように藤棚の下で藤の枝を担いで舞う。九郎は堀川の組子となり易々と切手を奪い宮へ奉る。宮も切手と御鏡を入手し、熊野の五箇所を易々と越えようと喜び給う。村上は高橋から日月錦の御旗奪い取り宮の御後を慕い行く。妨害する堀川は村上に踏み殺される。(木村八重子)(2016.2)

書誌情報

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