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解題/抄録
- 書誌の解題/抄録
- 本研究は, 教育的介入の可能性を模索するために, テスト不安, 自己効力感, 自己調整学習という学習者側の適性変数とテストパフォーマンス(以下テスト成績)との関連性を小学校4年生と算数のテストを対象として検証した。本研究では, テスト不安及び自己効力感を予測する変数として教育的介入が比較的容易だと思われる自己調整学習を想定し, 適性変数とテスト成績との関連性に関するモデルを構成し, 共分散構造分析によって検討した。本研究のモデルは, (1)自己調整学習が, テスト成績に直接影響を及ぼす, (2)自己調整学習が, テスト不安に関する構成概念を介してテスト成績に影響を及ぼす, (3)自己調整学習が, 主に自己効力感に関する構成概念を介してテスト成績に影響を及ぼす, という仮説に基づいて構成された。分析の結果, 自己調整学習のテスト成績に対する直接効果及びテスト不安に関する構成概念を介した間接効果は認められず, 自己調整学習は, 主に自己効力感に関する構成概念を介してテスト成績に影響を及ぼすことが示唆された。したがって, テスト成績を改善するためには, 自己調整学習の遂行を通じて, 自己効力感を高める介入方略が有効であることが示唆された。
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