解題/抄録
- 帝鑑図説 巻1-4,8-10,12の解題/抄録
- 『帝鑑図説』は明の張居正・呂調陽撰。上代から宋代までの中国の帝王の事績を記し、挿絵を付した書で、明の万暦元年(1573)刊。我が国では、慶長11年(1608)に豊臣秀頼が古活字版として刊行した。本書はこれに対し「和本帝鑑図説」といわれるもので、寛永4年(1627)に、和訳して古活字版で刊行された。掲出本は12巻12冊中、巻5、6、7、11の4巻が欠。4字連続活字や振仮名つき活字などを使用し、印刷面も鮮明で一見整版のように見える。伝本は少なく、近畿大学附属図書館、岡山大学附属図書館、米沢市立図書館、お茶の水図書館成簣堂文庫(存巻7,8)、大英図書館(巻12欠)等で所蔵。なお、これを慶安3年(1650)に整版で覆刻した版があり、挿絵や題簽は同じものを使用していて一見よく似ている。
目次・巻号
帝鑑図説 巻1-4,8-10,12の書誌情報
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書誌情報
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コンテンツ情報
- フィルム番号
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28-028
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1288200/1