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初版人口の原理

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目次・巻号

  • 初版人口の原理 [142]
    • 標題
    • 目次
    • 第一章/23
    • 問題の説明。
    • 相反対する論者の抗争あるがため、結論を得る望が鮮い。
    • 人類と社会とが完全なものとなると云ふ議論に対する反対論の要点に対してはまだ充分なる解答がない。
    • 人口増加に由来する困難の性質。
    • 本論主張の要領。
    • 第二章/34
    • 人口と食物との増加率の差。
    • この増加率の差に基く必然的結果。
    • この差によつて生じたる下層社会の状態の変動。
    • 何故にこの変動は予期せらるべき程充分観察されてゐなかつたか。
    • 本論の一般議論の基礎となるべき三個の命題。
    • 人類が経て来たと知られてゐる種々の状態に就いて之等三個の命題を検討する必要がある。
    • 第三章/47
    • 野蛮又は狩猟状態に関する概観。
    • 牧畜国家又は羅馬帝国を席巻した野蛮種族。
    • 人口増加力の生活の資料の増加力よりも大きいこと。
    • 『北方移住』の大襲来の原因。
    • 第四章/55
    • 文明国民の状態。
    • ジュリアス・シーザーの時代に比して欧洲現在の人口はどの位稠密であらうか。
    • 人口の標準として一番いいもの。
    • ヒュームが人口を計算する標準の一として主張してゐるものは恐らくは誤であらう。
    • 欧洲の大抵の国家の人口は現今あまり急増しない。
    • 人口制限の二主要方法。
    • 英国に関して検討したその第一方法即ち予防的制限。
    • 第五章/65
    • 人口増加の第二の制限即ち積極的制限の英国に於ける状況。
    • 貧民救助のために英国が多額の金を集めてゐるが、それが彼等の地位を向上せしめ得ない理由。
    • 救貧法は自ら其の目的とする所を破る顕著な傾向がある。
    • 貧民の困難を緩和せんとする提案。
    • 人類が不変の自然法に支配されてゐる以上、生活の困難を下層社会より全く除去しようとしても、それは不可能である。
    • 人口の増加を制限するものは凡て之を窮乏と悪徳の二者に約することが出来る。
    • 第六章/82
    • 新植民地。
    • その人口の急速なる増加の理由。
    • 北米植民地。
    • 奥地植民地に於ける異例の増加。
    • 旧国に於ても、戦争、悪疫、飢饉又は自然的動乱の◇した荒廃の後には其の復旧は急速に行はれる。
    • 第七章/88
    • 流行病の原因と思はれるもの。
    • ジュースミルヒ氏の表の抜萃。
    • 疾病期の周期は或る場合予期し得べきものであること。
    • 一国に於ける短期間の死亡数と出生数との比例は人口増加の本当の平均率を示すに足る充分な標準でない。
    • 長期間の人口増加率を示すに足る最上の標準。
    • 生活上極度の節約主義を採つてゐることは、支那及び印度の飢饉の一因である。
    • ピット氏救貧法案の一節の◇すべき病弊。
    • 人口奨励の唯一の適当なる方法。
    • 諸国民の幸福の原因。飢饉は自然が過剰の人口を削◇する最後の、最も恐ろしき方法である。
    • 既定の事実としての三命題。
    • 第八章/104
    • ウオラス氏。
    • 人口過剰の弊は遠き未来にあると考へることが誤つてゐる。
    • コンドルセー氏の人心発達史の概要。
    • コンドルセー氏の述べた躍動期が人類に来る時期。
    • 第九章/111
    • コンドルセー氏の人類の肉体の完成力並に寿命の無限延長に関する臆説。
    • この説は部分的進歩から全部的な無限の進歩を推断するの誤に堕してゐる、而してその進歩の限界はただ不確実であると云ふのに過ぎないことを動物の飼育又は植物の栽培の例によつて示す。
    • 第十章/122
    • ゴドヰン氏の平等社会。
    • 人類の悪徳を凡て社会制度に帰する誤。
    • 人口増加に由来する困難に対応する第一策としてゴドヰン氏の提案する所は、到底充分であると考へられない。
    • ゴドヰン氏の実現出来ると思つてゐる平等なる社会制度の美観。
    • そは人口の原則のみによるも、僅々三十年を出ない内に全然瓦解するであらう。
    • 第十一章/143
    • 両性間の情慾は将来減滅すべしと云ふゴドヰン氏の臆説。
    • この臆説には殆んど根拠がない。
    • 恋愛の情は、理性又は徳性とは両立し難いものではない。
    • 第十二章/148
    • ゴドヰン氏の人命無限延長説。
    • 人間の精神に与へられた刺戟が肉体に及ぼす影響に関する推論は当を得てゐないことを種々の例によつて証明する。
    • 右の臆説は何等過去の事実に根拠を有しない、従つて、何等学問的に価価ある説とは云ひ難い。
    • 人間は、地上に於て漸次不死の方へと進化しつつあるものであると云ふゴドヰン氏並にコンドルセー氏の説は、懐疑論の矛盾を示す一好例に過ぎない。
    • 第十三章/165
    • ゴドヰン氏は人間をあまりに合理的であると考へ過ぎてゐる。
    • 複雑な生物たる人間は、事物を解するに当つて常に強い情慾のために判断を乱される。
    • 強制に関するゴドヰン氏の推論。人より人に伝へ得ない性質に就いての或る真理。
    • 第十四章/173
    • ゴドヰン氏の政治的真理に関する五つの命題、彼の全著は之に繋つてゐるが、支持し難いものである。
    • 人口の原則から起つた困難により、人間の悪徳と道徳的弱点とは全然艾除し得ずと吾々が想像する理由。
    • ゴドヰン氏の使つてゐるやうな言葉の意味で、人間はその完全性を有つてゐない。
    • 人間の真の完全性と云ふことの例証。
    • 第十五章/181
    • あまり完全な手本を示すことは、改良を促す所以とはならず、却つてそれを阻害することがある。
    • ゴドヰン氏の貪欲及び奢侈論。
    • 社会に必要な労働をうまく万人に分担せしむることの困難なること。
    • 労働を罵倒することは、現在に弊害を齎すばかりであつて、将来の改善に資する所は、殆んど又は全く、ない。
    • 農業労働を大に盛にすることは、労働者にとつて常に有利である。
    • 第十六章/194
    • 社会の収入又は資産の増加は、凡て労働保持資源の増加なりとするアダム・スミス博士の説は、恐らくは誤であらう。
    • 富の増加があつても、労働貧民の地位がよくなり得ない場合の例。
    • 英国に於ては、富が増したのに比例して労働保持資源の増加が伴はなかつたことがある。
    • 支那に於ける貧氏の状態は、工業に依って富を増しても改善することを得ないであらう。
    • 第十七章/206
    • 一国の富を如何に定義すべきかの問題。
    • 仏蘭西経済学者が、あらゆる製造業者を不生産的労働者と考へた理由は、真の理由ではない、手職人、製造業者の労働は、国家的には生産的ではないが、個人的にはさうだ。
    • プライス博士の観察録二巻に記された注意すべき一節。
    • プライス博士がアメリカの幸福及び急激なる人口増加を重にその文明の特殊状態に帰した誤。
    • 社会改善の前途に横はる困難に対して、吾等は吾等の眼を閉づる事の無効なること。
    • 第十八章/217
    • 人口の原理より来る困難の人類に対する恒常の圧迫は吾等の希望を来世に向はしめるやうに見える。
    • 人生は試煉であると云ふ考は神の先見を信ずる考と矛盾する。
    • 現世は、物質を精神に覚醒せしむるための大なる過程であらう。
    • 精神成形の原理。
    • 肉体的欲求に基く刺戟。
    • 一般法則の作用による刺戟、人口の原理によつて起る人生の困難が◇す刺戟。
    • 第十九章/230
    • 人生の悲哀は人心を和げ、慈愛に富ましむるために必要である。
    • 社会的同情心を刺戟することは単なる才能の有無よりも人格を高めるために役立つことが多い。
    • 道徳的善の存在には、恐らくは、道徳悪がなければならぬであらう。
    • 智的欲求に対する刺戟は、自然の果しもなき形態の変化と形而上的問題の難解とのために、いつまでも絶滅することがない。
    • この原理によつて啓示の難解な理由を説明することが出来る。
    • 聖典に含まれてゐる証験の程度は、恐らくは、人の才能を発達せしめ人類の道徳性を向上せしむるに最も適した程度であらう。
    • 精神は刺戟によつて作られると云ふ思想は、自然的道徳的悪の存在を説明するに足るものである。
    • 附録
    • マルサスの第一論文について・ジェームス・ボーナー

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