豊文禽譜
情報
縮小
拡大
縦横合せ
横合せ
左回転
右回転
概観図
画質調整
その他
URL表示
全画面
コマ送り
操作方法
解題/抄録
- 書誌の解題/抄録
- 尾張藩士で嘗百社(尾張の博物家の会)の中心だった水谷豊文(1779-1833)の自筆図譜とされる。鳥類43品を描くが、配列に規則性は認められない。そのうち、文化6年(1809)4月に熱田近くの海で捕獲したツノメドリ(原記載名なし)は、江戸時代における本種の唯一の記録。自筆本といわれるが、「天保5年(1834)6月朔、浅井薬品会ニ出ル」と注記する「鷓鴣」(シャコ)は豊文の没後に加えられたもの。また、『豊文禽譜』特7-659本は尾張の神波全庵による転写本だが、全40図のうち、特7-658本と同じ図は14点だけである。別に『水谷禽譜』と題する禽譜がある。種類名のイロハ順に配列されており、特7-526本(8冊、『本草関係図書目録』に水谷「手稿本」と記すが、疑わしい)は計514図・429品を所収する。『蘭山禽譜』の図と記文、または記文だけの転写が少なくない。『禽譜』(特7-527、2冊)および『水谷氏禽譜』(寅-12、6冊)も同本だが、所収品数は多少異なる。(磯野直秀)
書誌情報
簡易表示
詳細表示
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2537531/1