解題/抄録
- 元亨釋書 30巻の解題/抄録
- 鎌倉時代の禅僧虎関師錬(1278-1346)が著した日本仏教史。『史記』などにならい伝(僧侶の伝記)・資治表(仏教関係編年史)・志(制度等、主題別の歴史)に分ける。元亨2年(1322)成立。延文5年(1360)に大蔵経に加えられ、貞治3年(1364)から永和3年(1377)にかけて五山版として刊行された。この古活字版にはその原刊語も存する。巻30末に慶長10年(1605)の下村生蔵の刊記がある。下村生蔵は刻工と思われ、慶長9年に『教誡新学比丘行護律義』、慶長年間に『中庸』などを刊行している。実業家内野皎亭(1873-1934)、言語学者フランク・ホーレー(1906-61)旧蔵。
目次・巻号
元亨釋書 30巻の書誌情報
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https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2544565/1