解題/抄録
- 大明會典 180卷の解題/抄録
- 大明会典180巻 〔明徐傅等奉勅撰〕 明李東陽等奉勅重修 明正徳6年(1511)序刊 唐大64冊
明時代の官制をまとめたもの。政書に分類される。明弘治15年(1502)に180巻として初めて編纂が成り、万暦15年(1587)に228巻として再び重修され、繁簡2種が存する。本版はその初修のもので正徳6年に、明内廷宦官二十四衙門のうち、十二監の首・司礼監で出版された。万暦版も内府(宮廷)で出されたが、いずれも重刊されて版種は複数ある。掲出本も司礼監本を民間で重刊したものであろう。各項目題を陰刻にしているのが特徴。巻180の13-17丁は江戸時代の補写。匡郭内縦17.5cm横12.0cm。「経誼館/蔵記」印記は浜松藩・水野忠邦の藩校の印で水野氏の山形藩旧蔵とされる(佐野力・西村正守「東京書籍館における旧藩蔵書の収集」(『図書館研究シリーズ』15)参照)。(高橋智)(2018.12)
目次・巻号
大明會典 180卷の書誌情報
簡易表示
詳細表示
書誌情報
簡易表示
詳細表示
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2545534/1