国立国会図書館デジタルコレクション

IIIFに関するヘルプ

目次

  1. IIIFとは
  2. IIIFビューアを使って利用する
  3. 画像APIを使って画像を取得する
  4. IIIF API利用上の注意
  5. APIの利用について
  6. インタフェース詳細

IIIF(トリプル・アイ・エフ)とは

IIIF(International Image Interoperability Framework)は、デジタルアーカイブに収録されている画像を中心とするデジタル化資料を相互運用かつアクセス可能とするための国際的な枠組みです。
IIIFに対応する画像は作成機関のアプリケーションに制約されず、IIIFに対応した画像ビューア(以下、「IIIFビューア」)上で一律に扱えます。

IIIFについてのより詳しい情報は 公式ページ(英語) をご覧ください。

国立国会図書館デジタルコレクションでは、Presentation API(プレゼンテーションAPI) 2.1.1 及びImage API(画像API) 2.1.1に基づくAPIを提供しています。
ただし、アプリケーション実装上の制約と利用の利便性に鑑み、APIの返す値の間に一部不整合が存在します。
縦・横いずれかが5000ピクセルを超えるサイズで画像を扱う必要がある場合は、IIIF API利用上の注意をお読みの上でご利用下さい。

IIIFビューアを使って利用する

マニフェストURI

IIIFでは、あるコンテンツをIIIFビューアで利用者に提供するために必要な全般的な情報を「マニフェスト」と呼び、これは機械可読なJSONという形式で書かれます。
IIIFビューアは、IIIF プレゼンテーション APIを通じて、コンテンツ提供システムへリクエストを行い、マニフェストを取得できます。
この際、IIIFビューアからマニフェストのリクエストを行うためのURIを、マニフェストURIと呼びます。

国立国会図書館デジタルコレクションでは、マニフェストURIは以下の形式をとります。

https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/永続的識別子の数字部分/manifest.json

IIIF APIによる提供を行っている資料については、閲覧画面左側の書誌情報にマニフェストURIが記載されています。
マニフェストURI

以下では、Web で公開されている代表的なIIIFビューワにおいて、国立国会図書館デジタルコレクションの資料を閲覧する方法について述べます。

Mirador

https://projectmirador.org/

スタンフォード大学、ハーバード大学の研究者等により開発された、オープンソースのIIIFビューアです。
画面分割による画像比較、アノテーション(注釈)の付与ができるなど機能が豊富です。
デモ画面 を開き、画面上にIIIFマニフェストURIをドラッグ&ドロップすることで閲覧できます。

Universal Viewer

https://universalviewer.io/

米国・ウェルカムライブラリーや英国図書館により開発された、オープンソースのIIIFビューアです。
“View a IIIF Manifest”の入力ボックスにマニフェストURIを入れ、VIEWボタンを押すことで閲覧できます。

IIIF Curaton Viewer

http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-viewer/

ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センターにより開発された、オープンソースのIIIFビューアです。
テーマごとに部分画像を収集し共有できる「キュレーション」や、豊富なアノテーション表示などの機能があります。
次のいずれかの方法で閲覧できます。

その他のIIIFビューア

IIIF 公式サイトの以下のページにおいて、様々なIIIFビューアが紹介されています。

Apps & Demos > Image Viewing Clients

画像 API を使って画像を取得する

画像リクエストURI

下記の画像リクエストURIによって、資料の各コマの画像を任意の領域・サイズを指定して取得することができます。

https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/永続的識別子の数字部分/コンテンツ番号/領域/サイズ/0/default.jpg

「コンテンツ番号」は、資料の特定のコマを示す番号です。
当該コンテンツのマニフェストURIから得られるマニフェストを
sequences > canvases > images > resource
と辿ることで、特定のコマを示す画像リクエストURIを知ることができます。

利用方法の詳細については、インタフェース詳細仕様をご確認ください。

画像取得の例

夏目漱石『吾輩ハ猫デアル. 上』大倉書店, 1907. の、小説の書き出し部分(5コマ目)を取得する例を以下に示します。

{(中略)
 "@id": "https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/888725/manifest.json",
 "label": "吾輩ハ猫デアル. 上",
  (中略)
  "sequences": [
    {(中略)
      "canvases": [(中略)
        {
          "@id": "https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/888725/canvas/5",
          (中略)
          "images": [
            {(中略)
              "resource": {
                "@id": "https://www.dl.ndl.go.jp/api/iiif/888725/R0000005/full/full/0/default.jpg",
                (中略)
              }
            }
          ]
        },(中略)
      ]
    }
  ]
}

IIIF API 利用上の注意

APIのレスポンスの不整合

国立国会図書館デジタルコレクションのIIIFマニフェストでは、resourceの値として、画像サイズとしてfullを指定した場合のサイズが含まれています。
これは、システムが持つ画像のオリジナルのサイズです。
一方、サーバ負荷の高騰を避けるため、画像APIで出力する画像サイズの上限については、5000ピクセルに設定しています。
リクエストされた画像の縦もしくは横の長さのいずれかが上限を超える場合は、縦横比を維持したまま上限値に合わせたサイズの画像を返します。

本来であれば、画像リクエストURIにおいてサイズとして full を指定した場合は、IIIF マニフェストに書かれたサイズの画像が返却されるべきです。
しかし、上記制約のため、オリジナルのサイズの縦・横いずれかが5000ピクセルを超えている資料については、縮小された画像が返却されます。
APIのレスポンスの間に不整合がある状態となっていますが、オリジナルの縦横比が高い精度で必要になる場合等、オリジナルの画像サイズを得る方法自体が存在することは有用であるという判断から、上記の不整合については解消しないことにしています。

APIレスポンスの記述内容変更

平成30(2018)年7月24日に、マニフェストの記述内容のうち、viewingDirectionとsc:Canvasの@idを変更しました。
これ以前から上記項目の内容に依存するアプリケーションを作成されていた開発者の方は、インタフェース詳細仕様をご確認ください。

API の利用について

提供資料の範囲

国立国会図書館デジタルコレクションでは、以下の条件にあてはまるデジタル化資料について、IIIF API に対応しています。

  • 書誌情報の「コレクション情報」が「図書」または「古典籍資料(貴重書等)」、もしくはその両方である(ただし、「他機関デジタル化資料」を除く)。
  • 書誌情報の「公開範囲」が「インターネット公開(保護期間満了)」である。

「インターネット公開(保護期間満了)」は著作権の保護期間が満了していることが確認できた資料に表示します。
一部、著作物だが著作権がないもの(法令、国や地方公共団体又は独立行政法人の告示、訓令、通達等)、そもそも著作物でないもの(選択・配列に創作性のない、データ集や電話帳等)も、便宜上この表示としています。
よくあるご質問 「インターネットで見られる資料の公開範囲欄に「保護期間満了」「許諾」「裁定」とあるのはなんですか。」もご覧ください。

Access to digital images from the NDL Digital Collections is provided in accordance with the International Image Interoperability Framework (IIIF) for content that meets the following requirements.

  • The Collection Information field of the image’s metadata is either Books or Rare Books and Old Materials. (Not including images that are part of Collections from Other Institutions.)
  • The Access Restrictions field of the image’s metadata is displayed in Japanese as インターネット公開(保護期間満了)(Available via the Internet (Protection Period Expired).

保護期間満了 (Protection Period Expired) indicates that we have confirmed that copyright protection for the document has expired. This term is also used for all materials that have no copyright protection. For example, laws as well as announcements, directives, and notifications issued by the national government, municipal governments, or independent administrative agencies. Also, collections of data such as telephone directories, which are not subject to copyright protection.
For additional information, please see also the section of our Frequently Asked Questions page called “What do the terms 保護期間満了, 許諾, and 裁定 mean in the Access Restrictions field of materials that are available online?

IIIF対応デジタル化資料の画像の利用について

IIIFに対応したデジタル化資料は著作権保護期間が満了していますので、転載依頼フォームによる国立国会図書館へのお申込みは不要です。
国立国会図書館ウェブサイトからのコンテンツの転載 3.ご注意とお願いの範囲内でご利用ください。

Digital images from the NDL Digital Collections accessed in accordance with the IIIF may be reproduced or repurposed without permission from the NDL, because copyright protection for these images has expired.

For more information, please read Section 3. Notice for Details on the webpage entitled “Utilizing the contents of the website of the National Diet Library”.

インタフェース詳細

IIIF APIの詳細については下記資料を参照してください。