このページは、図書館等への歴史的音源の配信提供に関する情報を掲載します。
平成19(2007)年、歴史的・文化的資産である初期のレコード(SP盤)及び原盤の劣化、散逸等による音源の喪失を防ぐため、日本放送協会(NHK)、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、財団法人日本伝統文化振興財団、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)及び一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)の6団体が参加して歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC)が設立されました(名称は当時)。そして、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された音楽・演説等、約5万の音源のデジタル化を開始しました。
当館は、これらの貴重な音源を広く国民に公開するため平成23年5月から歴史的音源の提供を開始しました。平成25年9月に、HiRACによりデジタル化が行われた全音源、約5万音源の追加提供が完了しました。
※音源の元となったSP盤、金属原盤等は、国立国会図書館では所蔵していません。
ただし、同一タイトルのSP盤を別途国立国会図書館で所蔵している場合があります。
現在、著作権及び著作隣接権の保護期間満了が確認できた一部の音源は、インターネット上でどなたでもお聴きいただけます。
一方、上記以外の大部分の音源は、国立国会図書館または歴史的音源の配信提供に参加いただいた図書館や調査機関等(=配信参加館)の施設内でのみの利用となっています。
配信参加館は、自館内で著作権・著作隣接権保護期間内にある音源を含めたすべての音源を図書館利用者に提供(ストリーミング再生のみ)することができます。参加のための費用はかかりません。
主に1900年代初頭から1950年頃に録音された、歌謡曲、クラシック音楽、ジャズ、演説・講演、朗読、邦楽、落語、歌劇、歌舞伎、浄瑠璃(義太夫節、清元節、常磐津節)、浪花節等の様々な音源が含まれています。
個別のタイトル等をご覧になりたい場合は、リストをダウンロードしてご確認ください。各音源には、HiRACが付与した件名のほか、当館の統制語彙に拠る件名も付与されています。
①公立図書館(図書館法(昭和25年法律第118号)第2条が定める公立図書館またはこれに準じる機関)
……下記の「参加方法」に沿って手続きをお願いいたします。
②公立図書館以外の図書館、調査研究機関
……下記の「参加方法」とは若干手続きが異なりますので、お手数ではありますがお問い合わせください。
※日本国内だけでなく、海外の図書館、調査研究機関も参加できます。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ先メールアドレス:rekion4Lib{at}ndl.go.jp 国立国会図書館関西館電子図書館課 歴史的音源担当
({at}は@に書き換えてください)
参加申請にあたっては、参加規定(PDF:146KB)にご同意いただく必要があります。
※再生環境※
・HLS(HTTP Live Streaming)による配信・再生に対応するブラウザ*の最新版をご利用ください。
*Mozilla Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Android/iOSのデフォルトプレイヤー等
(Internet Explorerには対応していません。)
・音源の再生は、以下の環境で動作を確認しています。
Mozilla Firefox 55、Google Chrome 60、Microsoft Edge 44、Safari、Android 6/iOS 10のデフォルトプレイヤー
歴史的音源の配信提供に関するお問い合わせは、次のアドレスにお願いいたします。
動作に関するお問い合わせについては、PC・ネットワーク環境チェックリストも合わせてお送りいただけますと助かります。
その他の、国立国会図書館デジタルコレクションに関するお問い合わせ先は、お問い合わせのページをご参照ください。